国際協力/国際交流
概要
さらなる国際交流の強化へ
2018年に連携覚書を取り交わし、JICAと海士町が相互に緊密に連携し連携を図っています。開発途上地域への国際協力を効果的かつ効率的に実施し、世界に開かれた学びの町としての海士町の一層の発展、日本と開発途上地域の発展に資することを目的としています。
(1)JICAが実施する開発途上地域からの技術研修員の受入れ、開発途上地域への専門家の派遣、草の根技術協力事業等の推進
(2)JICA海外協力隊派遣前訓練による海士町内の課題解決に資する活動への参加、及び帰国したボランティアの海士町内における社会還元の促進
(3) 海士町内企業の海外展開及びグローバルな産業人材育成等の促進
(4) 大学及びNGO による国際協力及び国際協力を通じた海士町の振興への寄与の促進
(5) 海士町内における国際理解及び多文化共生の促進
(6) 海士町民の国際協力への理解の促進
JICAグローカルプログラムの受け入れ
海士町ではJICA海外協力隊員が派遣前に日本国内の地方で地域活性化や地方創生などの取組みを学ぶグローカルプログラムを実施しています。2022年1月から海士町ではプログラムの受け入れを開始し、これまで約30名近くのグローカルプログラム実習生が島で活動してきました。
ブータンとの交流事業
海士町は、2018年以降、毎年、ブータン国からの研修員を受け入れ、教育魅力化、地域振興、観光振興などの分野で学び合いを行ってきました。2022年からは、JICA草の根技術協力「地方活性化のための教育魅力化」を開始し、ブータン教育省やチュカ県の高校と連携して地域課題解決型学習の推進に取り組んでいます。 2024年には、ブータン教育省関係者、また、草の根技術協力事業の実施場所であるチュカ県の3つの高校から校長、教員、高校生が来島し、海士町内の地域課題解決型学習の現場を視察、隠岐島前高校とブータンの高校生同士による学習成果発表、教員間の学習指導方法の意見交換を行いました。また、隠岐島前高校生をブータン国チュカ県に派遣し、ブータンの高校生と学び合う等のユニークな活動も行われています。
JICA海外協力隊OB・OGの活躍
海士町にはJICA海外協力隊経験者が10名(2025年3月時点)在住しており、開発途上国での隊員経験を活かして教員や役場職員で地域活性化に貢献しています。協力隊後のキャリアパスも含め、JICA海外協力隊としての海外経験が帰国後の日本地域でどう活かされているかぜひご覧ください。
【動画】日本の地域で活躍するJICA海外協力隊経験者へのインタビュー ~本編~
主な活動
海士町や海外でのグローカル(Global + Local)な取り組みをnoteで紹介しています。
他にもグローカルな取り組みとして、オリ・パラ2020東京大会ミクロネシア連邦のホストタウン事業、2023年度万博国際交流プログラム(隠岐島前高校生とブータン国チュカ県の高校生の交流事業)、大学生インターンシップの受け入れ、上智大学アイランドサステナビリティ研究所との連携、「海の士を育む会」を通した地域おこし活動を進めています。